今回は債券業務に続き、投資信託になります。
配点は34点です。
- 委託者指図型投信・公社債投資信託は満点を狙う
- 投資法人・税金はほどほどに
この記事はこんな人におすすめ
こちらは一種二種共通分野になります。
証券外務員の学習の順番はこちらになります。



投資信託は範囲が広いので
ポイントを押さえた学習がオススメ
投資信託の単語
投資信託の単語 | |
---|---|
オープンエンド型 | 純資産価格に基づく |
クローズドエンド型 | 市場で売却が可能 オープンエンド型より基金の資金量は安定 |
株式投資信託 | 株式が少しでも入っている |
公社債投資信託 | 株式は少しも入っていない |
販売手数料 | 投資信託を買う時 |
信託報酬 | 投資信託を保有時 |
信託財産留保額 | 投資信託を売る時 |
投資信託の用語 | |
---|---|
インデックス(パッシブ)運用 | ベンチマークに近い手法 |
アクティブ運用 | ベンチマークを上回る |
トップダウン | マクロ経済の観点から |
ボトムアップ | 個別企業の観点から |
グロース株 | 成長性から |
バリュー株 | 割安性から |

クローズドエンド型とオープンエンド型の比較は頻出
単語はどんどん覚えてね
委託者指図型投資信託
委託者以外を覚えて、覚えていないものが問われたら委託者とする

〇受益者(投資家)☞分配金の受領
〇受託者(信託銀行等)☞①財産の名義人②財産の管理③議決権の行使
〇販売会社(証券・銀行等)☞①~の取り扱い②目論見書運用報告書の交付(×作成)
〇委託者(投資信託委託会社など)☞それ以外

絶対得点源にする
問題
問1.投資信託財産の管理は委託者の業務である。
問2.目論見書・運用報告書の作成と交付は受益者の業務である。
問3.投資信託の財産の名義人は委託者の業務である。
問4.証券投資信託の受益者は、分配金、償還金の受領について受験の口数に応じて均等の権利を有する。
問5.証券投資信託において、委託者は、投資信託財産の設定を業務とする。
公社債投資信託
MMF | MRF | |
---|---|---|
運用対象 | 中長期債・短期金融商品(長期ではない) | |
募集単位 | 1口(1口1円) | |
分配 | 毎日決算、分配金は月末再投資 | |
手数料 | なし | |
代金の支払い | キャッシング制度あり | |
換金 | 翌営業日 | 正午以前は当日、以降は明日 |

ここも得点源!気合で覚える
基本的に赤字だけでOK
問題
問1.MRFの販売単位は1口(1口10円)単位である。
問2.MRFはキャッシングか可能である。
問3.MRFは毎月決算が行われ、分配金は毎月末に再投資される。
税金
元本払戻金(特別分配金)=戻ってきただけ=非課税
普通分配金=儲け=課税対象 20.315%の税金がかかる

税金の計算難しいと思ったら
普通分配金=税金かかる、特別分配金=税金かからない、20.315%だけ覚える
①分配前の基準価格を求める
分配前の基準価格=分配落ち後の基準価格+収益分配金
②分配後の基準価格を上回る=儲け=課税(普通分配金)
上回らない =非課税(特別分配金)

問題
投資信託を基準価額10,000円で購入後、決算時に500円の収益分配金が支払われた。分配落ち後の基準価額が9,800円の場合、元本払戻金と普通分配金を求めよ。
投資法人
投資法人 |
---|
・必ず【投資法人】と称号に入れなければならない |
・資産運用以外できない |
・出資額の最低額は定められている |
・出資口の譲渡は自由 |
・金銭の分配は出資相当額を超えることができる |
・1/2 何がかは覚えなくてOK |

全部覚えるのは無理&時間の無駄
ポイントだけ抑えて学習
練習問題
投資信託の全範囲の復習10問になります。
問題をたくさん解いてなれましょう。
とにかく問題をたくさん解いて慣れることが重要になります。

問題
問1.公社債投資信託とは、主として公社債を中心に運用され、株式を一切組み入れない証券投資信託をいう。
問2.クローズドエンド型の発行証券を換金する場合は、市場で売却することになる。
問3.投資信託の信託報酬は、投資家が保有する投資信託を解約することによって得た利益である
問4.ETFは指値・成行注文はできるが、信用取引は不可である。
問5.投資法人は投資法人が明らかな場合、照合に投資法人という文字を用いる必要はない
問6.投資法人は、資産運用以外の行為を営業とすることができない
問7.MMFの販売単位は、10万口(1口1円)である。
問8.長期公社債投資信託には、販売手数料がかからない
問9.MMFは長期国債を主要対象としている。
問10.MRFの決算は毎月行われ、分配金は毎月末に再投資される
まとめ
投資信託はポイントを抑えた学習が大事になります。
委託者指図型投資信託、公社債投資信託は満点を。
投資法人、投資税金はほどほどの学習でOKです。
次回は信用取引になります。
しばらく一種限定の金融商品が続きます。
二種の方は金融商品取引法をご覧ください。

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