今回はオプション取引に続き店頭デリバティブ取引になります。
配点は30点です。
こちらは一種のみの試験範囲になります。
- 頻出項目は頑張る
- 簡単な問題は落とさない
学習の順番はこちらになります
やっと楽な分野にきた(>_<)
癒しポイントです
デリバティブの基礎
デリバティブ取引=金融商品・先物取引・オプション取引・金利・通貨など
市場リスク | 市場価格・金利・為替レートなどの予見不動、あるいは確率的に変動するリスクのこと |
信用リスク | 取引相手が倒産など、信用力の予期しない変化に関しておこるリスク |
流動性リスク | 十分な出来高がなく、取引ができないリスク |
参照金利:LIBOR(ロンドンの銀行間貸出金利)やスワップ金利が用いられることが多い
$$利払金額=借入金額*利率*\frac {実日数}{ACT360}$$
店頭デリバティブ取引
①金利デリバティブ
②クレジットデリバティブ
③為替デリバティブ
④天候デリバティブ
⑤地震デリバティブ
の順で大事になります。
①②を優先的に勉強してください
金利デリバティブ
金利スワップ
同一通貨間で変動金利と固定金利・変動金利と異種の変動金利を交換
※固定金利での交換は行われない
※元本の交換は行われない
キャップ | 金利上昇リスクのヘッジが可能 |
フロア | 金利下落リスクのヘッジが可能 |
クレジットデリバティブ
CDS (クレジット・デフォルト・スワップ)
クレジットイベントが発生したときにペイオフが生じる
買い手(ヘッジ側)が売りてに固定金利で支払う
支払われたプレミアム(保険料)は掛け捨て
決済方法は差金決済
決済不履行(デフォルト)が起きた場合に損失相当額を受け取る権利を「プロテクション」、買い手が売り手に「プレミアム(保険料)」を支払って「プロテクション」を手に入れることにより、買い手と売り手に保証関係が成立する。
意味を理解
TRS・CDD→余裕があれば
為替デリバティブ
異なる通貨間のキャッシュフロー(元本および金利)をあらかじめ合意したレートで取引
クーポンスワップ=元本交換のない
→カウンターパーティ・リスクは考慮する必要あり
天候デリバティブ
国語の問題 一度問題解けばOK
CDD・HDD→余裕があれば
地震デリバティブ
地震による売り上げの減少や損害に対するリスクのヘッジ商品。
保険とは異なり、実際に損害がなくても保証金は支払われる。
練習問題
店頭デリバティブ取引の全範囲の復習全8問になります。
とにかく問題をたくさん解いて慣れることが重要になります。
問題
問1.店頭デリバティブ取引で特に重要視されるリスクに市場リスク・信用リスク・為替リスクがある。
問2.店頭デリバティブ取引で重要視される市場リスクはポジションを解消する際、十分な出来高がなく取引できないリスクをいう。
問3.デリバティブの参照金利には、国債の金利が用いられることがほとんどであり、LIBORやスワップレートが用いられることはほぼない。
問4.金利スワップとは、異なる変動金利と固定金利、 変動金利と異種の変動金利、固定金利若しくは 変動金利の一定の参照指標を交換する取引である。
問5.フロアは将来の市場金利上昇に備えるヘッジ取引であり、キャップは将来の市場金利低下による金利収入の減少に備えるヘッジ取引である。
問6.クレジットデフォルトスワップ(CDS)取引で、信用事由が発生しない場合そのまま取引が終了するが、支払われたプレミアムは掛け捨てとならない。
問7.地震オプションは、実損補填を目的のため、実際に損害が発生しないと決済金は支払われない。
問8.以下の場合、①降雪日数が3日の場合②降雪日数が28日の場合の、それぞれの補修受取総額を求めよ。
降雪によって来客数が減少するおそれのある飲食店が、以下の条件で契約を結んだ。
[契約内容]ストライク値=10日
補償金額:1日当たり100万円
補償金受取総額上限:1000万円
ペイオフ:降雪日数がストライク値を上回る場合に、「(降雪日数ーストライク値)*補償金額」を補償金受取総額上限を限度に支払う。降雪日数がストライク値に等しいか、それ以下の場合は支払い金額は0である。
まとめ
店頭デリバティブは簡単ですが、失点しないことが重要になります。
頻出項目を押さえて効率よい学習をしてください。
次回は金融商品取引法になります。
もう少しだけ配点の高い分野が続くので、気合をいれてください。
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