今回は証券税制に続き取引所定款・諸規則になります。
配点は12点です。
一種二種共通分野になります。
- 頻出分野を抑える
- 板寄せは簡単だが、難しそうと思うならあきらめる
この記事はこんな人におすすめ
学習の順番はこちらになります
残りあと2回!
大事なところだけやって終わっちゃおう
有価証券上場規定
上場対象のは金商法の有価証券に限られる
→小切手・約束手形は含まない
①上場手続き
国債は申請不要
そのほかは申請が必要(地方債・外国債など)
国債は上場申請不要はめちゃくちゃ頻出
②上場審査基準
形式基準はすべて適合
外国株は日本株の審査基準に+αの基準が必要
すでに上場されているものの同一種類を新たに発行する場合、原則上場が承認される
③スタンダード上場審査基準
〇株主数 〇売買高 〇流通株式等
④上場廃止基準 いずれかに該当すれば上場廃止
〇株主数 〇売買高 〇時価総額
流れ 監理銘柄→整理銘柄
⑤優先株等の上場
⑤優先株等の上場 | |
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上場申請 | 普通株と同じ |
上場審査・廃止 | 普通株と異なる |
上場審査基準 | 普通株が上場している |
⑥転換社債型新株予約権付社債券の上場
⑥転換社債型新株予約権付社債券の上場 | |
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上場申請 | 発行者からの申請が必要 |
上場審査基準 | ①発行者に対する基準 ②上場申請銘柄に対する基準 |
上場廃止基準 | いずれかに該当すると廃止 ①上場廃止基準に該当②行使期間満了 |
業務規程
売買契約の締結
価格優先の原則 | 売値は安い、買値は高いほうが優先 |
時間優先の原則 | 時間の早い注文が優先 |
成行 | 値段を指定せず今の価格で売買する注文 |
指値 | 値段を指さして指定する注文 |
板寄せ | 売買の始値や、売買の終値を定める |
ザラ場 | 始値と終値の間に行われる売買 |
※取引所が約定取り消しルールがある
※有価証券の売買の清算は日本証券クリアリング機構で行われる
板寄せ こちらの動画を参照
受託契約準則
証券会社だけでなく、顧客も取引所のルールを守らなければならない
基本的に金銭の授受は円貨で行うが、外貨も可能
練習問題
取引所定款・諸規則の練習問題全5問になります。
何度も解いて練習がおすすめ
練習問題
問1.国債証券、地方債証券については、発行者からの上場申請がなくても上場できる。
問2.株式等の上場審査においては、株主数・時価総額・純資産の額などのいずれかが形式基準に適合するものを対象としている。
問3.プライム市場が、スタンダード市場に指定替えとなる基準に該当する項目に株主数、流通株式は含まれているが、売買高や債務超過は含まれない
問4.指値による呼び値は成行呼値に優先する
問5.売呼び値においては、高い値段の売呼値が低い売呼値に優先する。
まとめ
今回は点数をとれるところだけまとめてみました。
深追いは厳禁です。
このあたりを落とさなければれば合格は余裕です。
次回は証券市場の基礎知識・付随業務です。
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