【得点源になる!】利回り計算│解き方・覚え方│計算方法やコツについて

重要分野・計算問題

外務員試験では避けて通れない利回り計算

ここは絶対に出題されるので、落としてはいけない問題になります。

この記事でわかること
  • 利回り計算が解けるようになる
  • 計算の順番がわかる
  • 応募者利回り、所有期間利回り、最終利回りを判別できる

yui
yui

絶対に得点源にしよう!

ここを落としてしまうと合格は厳しい

解けるようになるコツは、

とにかく公式を見ながら何度も何度も同じ問題を解くこと

難しいことは考えなくても大丈夫です。

一緒に問題を解いていきましょう

債券とは?

inu
inu

そもそも債券ってなに~?

債券とは…

国や地方公共団体、企業などが投資家からお金を借り入れるために発行する有価証券のことです。

国が発行するものを国債、会社が発行するものを社債と言います

所有している間は利子が支払われ、満期(最後のまで持っていると)お金が戻ってきます

また、途中で売却することもできます。

yui
yui

買った時よりも今値段が上がっているから売却!

ももちろん可能だよ

利回り計算の解き方

利回り計算は出題のされ方が決まっています。

外務員試験だと2問ほど出題されることもあります。

絶対に得点源にできるようにしましょう。

公式

こちらを最終的に覚える必要はありますが、

長いのでわかりやすくすると

このようになります。

最初はこちらを覚えてあとから償還価格などの単語を覚えるほうが効率がいいと思います。

解き方
  • 公式を見ながら問題を何度も解いてみる
  • どのような順番で計算するかを理解する

最初から全部を暗記をしようとするのではなく、どこにどこが入るのか?

などぼんやりの状態でいいので解いてみることがおすすめです。

公式を見ながら、この問題の場合はどこにこの数字が入るか?

をしていくと解けるようになりますよ。

覚え方

①いつからいるまで保有していたかで名前が変わる

②最後まで保有している場合☞100円で売却

いつからいつまで保有していたか

利回り計算で使う式は、いつからいつまで保有していたかによって名称が変わります。

応募者利回り 最初から最後(100円)まで保有していた場合

所有期間利回り 途中から途中(100円ではない!)まで保有していた場合

最終利回り 途中から最後(100円)まで保有していた場合

の3つに分けられます。

覚えられない!時間が無くてやばいという方向け

もう理屈を覚えずに

うかしりか!とひたすら言っていると覚えると思います

う(売った価格)

か(買った価格)

し(所有期間)

り(利率)

か(買った価格)

とひたすら言って覚えるのも手です

inu
inu

「うかしりか」とか意味がわからないよ~

その場合は「羽化したりかちゃん」と覚えちゃいましょう

しっかり意味を理解するのも大事ですが、

めんどうなので「羽化したりかちゃん」と語呂で覚えちゃっても全然OKです。

こうすれば最悪、計算問題は解けるようになります。

計算の順番

inu
inu

分数の上に分数とか数学アレルギーにはきついよ~

yui
yui

私も文系出身だけど、これは超簡単!

上から割るだけだよ

分数の上に分数乗っていると難しそう…と思いませんか?(私は思います

でも慣れちゃえば超余裕です。

解く順番
  1. 売った価格ー買った価格
  2. 1÷所有期間
  3. 利率+2
  4. 3÷買った価格
  5. 4×100

これ見てわからなくてもOKです。

全く問題ありません。

解いていくうちに覚えられます。

では実際に解いていきたいと思います。

問題

では実際に問題を解いてみましょう。

①最終利回り

利率年1.5%、残存期間6年、購入価格103円の利付債券の最終利回りを求めよ。

小数点第三位以下を切り捨てる

最終利回りの問題になります。

つまり途中から最後まで保有していた場合です

最後まで保有していると100円になります

$$最終利回り=\frac{利率+\frac{償還価格-購入価格}{残存期間}}{購入価格}×100$$

$$最終利回り=\frac{1.5+\frac{100-103}{6}}{103}×100$$

①100-103=-3

②-3÷6=-0.5

③1.5+(-0.5)=1

④1÷103=0.0097

⑤0.0097×100=0.97

答.0.97%

②応募者利回り

利率4%、償還期間5年、発行価格95.5円の国債の応募者利回りはいくらか。

小数点第三位以下を切り捨てる。

応募者利回りの問題になります。最初から最後まで保有していた場合です

最後まで保有していると100円になります

$$応募者利回り=\frac{利率+\frac{売却価格-購入価格}{所有期間}}{購入価格}×100$$

$$応募者利回り=\frac{4+\frac{100-95.5}{5}}{95.5}×100$$

①100-95.5=4.5

②4.5÷5=0.9

③4+0.9=4.9

④4.9÷95.5=0.0104

⑤0.0104×100=1.04

答.1.04%

yui
yui

とにかく手を動かす

③所有期間利回り

利率2.1%、10年満期の利付国債を101.5円で買い付け、4年後に105円に値上がりしたので

売却した。この場合の所有期間利回りを求めよ。

小数点第3位以下を切り捨てる

所有期間利回りの問題になります。途中から途中まで保有していた場合です。

最後まで保有していないので、売った値段は100円ではありません

ここはよく間違えるところなので注意です。

$$所有期間利回り=\frac{利率+\frac{売却価格-購入価格}{所有期間}}{購入価格}×100$$

$$所有期間利回り=\frac{2.1+\frac{105-101.5}{4}}{101.5}×100$$

①105-101.5=3.5

②3.5÷4=0.875

③0.875+2.1=2.975

④2.975÷101.5=0.02931

⑤0.02931×100=2.931

答.2.931%

まとめ

利回り計算は慣れたら絶対に得点源にすることができます。

絶対に落とさないよう、何度も解いてみてくださいね

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