【CFP相続】39点を取った具体的な勉強法を解説

CFP関連
inu
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CFPの相続って難しすぎない?

yui
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2025年6月の試験はなんと合格点が24点!めちゃくちゃ低かったね、、、

ということで今回は相続についてまとめてみたよ

この筆者yuiについて
  1. 現役4年目の証券マン(vlog
  2. 証券外務員FP宅建の講座をYouTubeで無料配信中
  3. CFP、宅建に合格済み(現在FP1級実技に向けて勉強中)

受験内容と結果

私の受験内容になります。

受験科目自己採点合格点
2024年1回目相続39点27点
yui
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実は個人的には相続が一番解きやすかった

CFP課目ごとの勉強方法

使用した参考書

私が使用した参考書になります。どちらも王道の問題集とテキストですが、出来たら両方押さえておくと勉強がしやすいかと思います。

問題集

CFP受験の場合、精選問題集があれば独学で合格はできます。試験前までには4.5周くらいしておくと合格は充分にできると思いました。解説まで丁寧に読み、答えを丸暗記ではなく、どうしてこの答えになったのか、ということを自分でしっかり説明できるようにしておきましょう。

yui
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精選問題集は本当に強い!

テキスト

テキストは公式のものがオススメです。知識の整理に役立ちます。相続は特に改正が多いので、最新のものをできるだけ買うようにしておきましょう

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相続で合格するのに大事なポイント

yui
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じゃあ実際に詳しく見ていくよ

CFP相続に合格すると決めたとしても、どのように点数を取り、合格するか、これを考えることが非常に重要になります。点数の取り方を決めること、つまり戦略を練ることは、試験を受けるうえで非常に重要になりますので、まずは試験について深堀していきたいと思います。

相続直近6回分の合格点

まずは自分がどのような勉強をしたら合格することができるかということを最初に理解しておくことをオススメします。

こちらは相続の直近6回分の合格点の推移です。相続は平均点はそこまで大きく変わらず、平均して合格点は26.8点でした。しかし直近の合格点は24点と、まさかの金融を下回る点数になりました。

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合格点低いね…

合格点が24点となると、さぞかし難しい試験なのでは?と思う方もいらっしゃいますが、CFP試験では基礎的な問題をしっかりと取れていれば合格することはできます。難問が出たとしても落ち着いて、過去問で繰り返し問われているところなどはしっかりと得点源にしていきましょう。

当然ですが、満点を取らなくても合格することはできます。合格平均点から少し余裕をもって33くらい取れるよう意識していきましょう。

合格点は平均して26.8点

具体的な勉強方法

試験前(4か月~2か月前)

最初はひたすら精選問題集を回すやりかたでOKです。それ以外の参考書は不要です。精選問題集を最低でも3周はしてください。CFP試験の特徴として、試験では過去問の類似パターンが多いのも特徴です。計算問題は単純なものなのですが、どこの部分を使い答えを導き出すかしっかりと即座に判断できるようにしておきましょう。

最初は覚えることが多すぎて頭がパンクしそうになりますが大丈夫です。まずは解説を読みながらどういう風に解くのかというのをなんとなく理解しましょう。そうして何回か解いているうちに、どのように問題を解けばいいのかというのがわかります。最初は1問解くのに30分かかっていたものが、慣れてくると5分くらいで解けるようになっていきます。

  • 精選問題集を活用
  • どのように答えを出すのかを確認する

直前期(1か月前)

このあたりから過去問に積極的に取り組んでみましょう。通しで解いて時間はどれくらいかかるのか、どのあたりで失点しているのか。ここを明確に分析しておきましょう。

CFP試験は時間が足りなくなりがちなので、しっかりとこのあたりから時間も意識していきましょう。試験本番は緊張していることもあって、いつもより時間がかかってしまいます。日頃から時間を意識して問題に取り組むと試験本番で時間が足りない!ということはなくなります。

またこのあたりから模試を積極的に有効活用していきましょう。私はLECとTACで実際にCFP模試を受験しました。この模試のおかげで本番形式で実際に取り組めたこともあり、余裕で合格することが出来ました。

資格の学校TAC
  • 過去問を使う
  • 模試を実際に受けてみる

どう得点源にしていくべきか

相続で大事なことは3つです。

①後半が簡単

実は相続の場合、後半のほうが点数を取りやすいです。後述しますが、相続等により取得した財産の相続税評価額相続税の課税価格等事業承継等は得点源にしやすいです。ここで約13点ほどあります。事業承継は覚えることが最初は多く、難しい言葉も多々ありますが、過去問からの出題がほとんどです。過去問を使い、このあたりで点数を取れるようにしておきましょう。

②計算問題は絶対に解けるように

相続は比較的他の分野に比べて計算問題が単調な傾向です。そのため、計算問題は絶対に得点源にしていきましょう。知識問題は時事問題やたまに難問が出題されるため、計算問題で点数を稼いでおくと楽になります。

③時事問題はほどほどに

相続は時事問題が頻出です。日頃から法改正などに触れておくくらいはしておいたほうが当然いいですが、ここを得点しようとムキにならず、他の問題でしっかりと解けるようにしておきましょう。

  • 後半が簡単
  • 計算問題は得点源
  • 時事問題は軽く

CFP相続出題分野

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相続は分野ごとにというよりも、難問が散らばっているイメージ

大問1相続の概要
大問2遺言および成年後見制度等
大問3相続税の仕組みと課税財産
大問4相続税の総額等又は小規模宅地等の特例
大問5相続税の申告及び納付等
大問6贈与税および相続時精算課税制度
大問7不動産の相続税評価
大問8相続等により取得した財産の相続税評価額
大問9相続税の課税価格等
大問10事業承継等

①相続の概要

難易度:易~難 配点:8~10点 優先度:普通 計算問題:1-2問

法定相続分、特別受益の計算、寄与分、相続人、遺留分、配偶者居住権、遺留分侵害請求権、養子、認知等については毎年出るといっていいほど超頻出なのでしっかり押さえたていきたいところ。ただし、難問も混じっているため、基礎的な問題や頻出問題などは落とさないようにしよう。計算問題はパターン化されているので、即時に計算できるように。

また時事問題なども出題されるため、日ごろからニュース等をチェックしておくこともオススメです。

目標点数

6-7点

②遺言および成年後見制度等

難易度:中~やや難 配点:4-5点 優先度:普通 計算問題:1問

所謂知識問題。設問Aは自筆証書遺言で99%固定。毎年出るのでしっかり要件はおさえよう。かなり細かいところまで聞かれます。

遺言の法律上の効力、遺言書の記載事項、任意後見制度・法定後見制度、成年後見登記制度も超頻出。次点で遺言執行者や遺産分割協議なども出題される。頻出問題はぜひとも取りたいところ。

目標点数

3点

③相続税の仕組みと課税財産

難易度:易~中 配点:3-5点 優先度:優先 計算問題:3-5問

相続関係図が最初に出て、相続税の課税価格、債務控除ができる金額、贈与財産の価額などが出題される。計算問題はパターン化されているので、瞬時に導き出せるように。

債務控除は2級程度の知識だが、たまに細かいところまで出題される程度。絶対に失点しないように。

目標点数

3-4点

④相続税の総額等又は小規模宅地等の特例

難易度:易~中 配点:3-5問 優先度:普通 計算問題:2-3問

相続税の総額等又は小規模宅地等の特例が出題される。基本的に相続税の総額が聞かれ、たまに小規模宅地が聞かれる。相続税は基本的なことを聞かれるので、得点源にしておきたいところ

相次相続は難しいので捨て。

相続税の総額等

いわゆる普通の相続税を計算して求める。計算問題は基本的に2級レベルなので難しくはないので絶対に取りたいところ。未成年者控除・障がい者控除はよく聞かれ、聞かれも難しくはないのでできたら取りたいところ。2割加算も頻出。相関図を見て、だれが2割加算かまでをしっかりと確認しておこう。配偶者に対する相続税額の軽減は計算も知識問題も頻出なのでしっかり確認しておきましょう。

小規模宅地等の特例:2025年6月、2024年11月で出題された。2025年3問とも全て計算問題、2024年11月は1問だけ計算問題だった。小規模宅地の場合、適用要件と、計算の流れをしっかり確認しておきたいところ。計算式は問題文に記載されているため、方法を確認しておこう。

目標点数

(相)3点(小)1点

⑤相続税の申告及び納付等

難易度:中~難 配点:3-4点 優先度:優先 計算問題:1-2問

知識問題が4問程度出題される。

延納および物納・準確定申告等・申告方法や流れなどが出題される。過去問からも似た問題が出題されるので、できたら-1点くらいにおさえておきたいところ。たまに時事問題が出される。

目標点数

2-3点

⑥贈与税および相続時精算課税制度

難易度:中~やや難 配点:4-6点 優先度:優先 計算問題:2-3問

贈与税の計算問題が2-3問出題。計算問題は難しくないので、素早く計算できるように。贈与税の配偶者控除、相続時精算課税制度は毎回出題されるため、必ず得点源にしておきたいところ。3つの贈与税非課税の特例は基礎的な問題がほとんどのため、こちらも狙っておきたいところ。ここは基本的に得点源にしておきたい。

教育資金の贈与税の非課税・住宅取得等資金の贈与税の非課税・結婚、子育て資金の贈与税の非課税のうち1~2つが出題。基本的に教育・住宅が頻出高め。結婚・子育ては後回しでOK。

目標点数

4-5点

⑦不動産の相続税評価

難易度:中 配点:3-5点 優先度:優先 計算問題:3-4問

ほぼ計算問題。たまに知識問題が一つでる程度。

宅地、建物の相続税評価を資料から計算して求める。宅地と言っても、自用地なのか、貸家建付地なのかによっても計算方法が異なるので必ず確認しておこう。最初は計算が多くて時間がかかるが、慣れてしまえば1問2-3分で解けるようになる。条件などは必ず細かくチェックしておく必要gある。知識問題は若干やや難。

目標点数

3点

⑧相続等により取得した財産の相続税評価額

難易度:中 配点:2-3点 優先度:優先 計算問題:2問

外貨預金の計算は簡単なのでぜひとも取りたい。死亡時の最終価格から相続税評価額を求めるのも頻出。

目標点数

5-6点

⑨相続税の課税価格等

難易度:易 配点:3-4点 優先度:最優先 計算問題:1-2問

国外にいる場合の相続税はどうなるかという問題。計算は単純。どういった要件なら該当するかを確認。絶対に満点を狙っていきたいところ。

知識問題は相続税の申告書の提出先、非居住無制限納税義務者および制限納税義務者に対する相続税および贈与税の取扱い。こちらも簡単なのでぜひとも満点を狙いたい

目標点数

満点

⑩事業承継等

難易度:易 配点:6-7問 優先度:最優先 計算問題:3問

純資産価額、配当還元価額は公式が資料より与えられているのでそちらを使うだけ。難しくはないのでここは得点源にして、あまり時間をかけないように計算に慣れておくこと。

過去問でも似たような問題が出題されるため、しっかり得点源にできるように。

中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律、遺留分に関する民法の特例、譲渡制限株式は過去問でも頻出なのでしっかりと解けるように。

目標点数

5点

まとめ

今回はCFPの相続についての勉強方法を解説しました。

難しい問題は積極的に諦め、大事な問題で得点できるようにしておくと合格は見えてくると思います。

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