
CFPのライフって覚えること多すぎじゃない?
なんだか無理に思えてきた…

時事問題から幅広く出題されるのがライフ。私がしていた勉強方法を紹介するね

受験内容と結果

まずは私の受験内容になります。
| 受験科目 | 自己採点 | 合格点 | |
| 2024年1回目 | ライフ | 38点 | 26点 |

ライフは時間が足りなくなりがちだよね
CFP課目ごとの勉強方法
使用した参考書

私が使用した参考書になります。問題集とテキストですが、出来たら両方押さえておくと勉強がしやすいかと思います。
問題集

基本的にライフに限らずですが、CFP試験の場合、精選問題集があれば合格できます。3周は絶対にしましょう。解き方のコツや流れをしっかり意識して、頻出問題は絶対に落とさないように気を付けましょう。最初はゆっくりでいいのですが、試験前にはすぐさま解法を思い出せるようにしておくと、時間が足りないという風にはならないと思います。

精選問題集さえあれば合格できる!
テキスト
テキストは公式のものがオススメです。知識の整理に役立ちます。
ライフで合格するのに大事なポイント


じゃあ実際に詳しく見ていくよ
CFPのライフに合格するというゴールがあっても、どのようにゴールするかを考える必要があります。闇雲に勉強するのではなく、敵を知り、自分はどのよう得点していくか。問題を解く前にある程度考えておくと勉強もしやすくなります。
ライフ直近7回分の合格点
まずは自分がどのような勉強をしたら合格することができるかということを最初に理解しておくことをオススメします。
こちらはライフの直近7回分の合格点の推移です。ライフは平均点はそこまで大きく変わらず、、平均して合格点は27.2点ということで、最近だと30点を取れていれば安泰と言えます。


30点かぁ。。結構高めだね
しかしCFP試験で大事なことは、どこでどのように点数を狙うかを戦略として考えるということです。これは他の分野にも共通しているところなので、まずはここを抑えましょう。
合格点は平均して27.2点
具体的な勉強方法
試験前(4か月~2か月前)
最初はひたすら精選問題集を回すやりかたでOKです。それ以外の参考書などはいらないので、精選問題集を最低でも3周はしてください。CFP試験の特徴として、試験では過去問の類似パターンが多いのも特徴です。健康保険などの計算問題は過去問と全く同じ方法で答えを出すことが出来ます。そのためまずは精選問題集でどこの数字を使ってどのように計算するか、パターンをまずは暗記しましょう。
回数を重ねると、だんだんと解き方がわかってくるようになるので、それまで何度も繰り返し問題を解くことがとにかく大切です。理想としては、問題を見たらすぐに解法がわかるまで仕上げておくと、試験本番時間が足りない!ということにもならないと思います。
直前期(1か月前)
過去問に取り組んでみましょう。その時に意識してほしいのは、どれくらいの得点率かということと、時間が足りるかどうかです。過去問を解く段階では1時間半までを目安に解くといいかと思います。
またこのあたりから模試を積極的に有効活用していきましょう。私はLECとTACで実際にCFP模試を受験しました。この模試のおかげで本番形式で実際に取り組めたこともあり、余裕で合格することが出来ました。
どう得点源にしていくべきか
ライフで大事なことは3つです。
①とにかく時間がない
ライフプランは計算問題が30問ほどあり、CFP試験の中でも時間に余裕がありません。そのため、知らない時事問題などがきたら適当に〇をつけてほかの分野に時間をかけましょう。またCFと係数は簡単ですが、時間がかかるため後回しにしておきましょう。ただし問われていることは難しくないので得点源にできるようにしておきましょう。
②計算問題は瞬時に解けるように
ライフはとにかく時間がありません。先ほどのCF・係数だけでなく、年金や住宅ローンなど幅広い問題が出題されます。そのため、日ごろからすぐに解法を導き出せるように訓練しておくといいと思います。
③頻出問題は落とさない
ライフは時事問題が頻出です。これは知っていれば解けますが、知っていないと勘になります。ある程度話題なものに触れておくのも手ですが、頻出問題は絶対に落とさないようにしましょう。例えば住宅ローン、年金、係数などは毎回出題されます。このあたりだけでも毎年10問程度出題されるので、ここで点数を稼いでおくと、必然的に点数も上がってきます。
CFPライフ出題分野

それぞれの分野の勉強方法を解説していくよ
| 大問1 | 倫理原則・関連業法等 |
| 大問2 | 情報収集 |
| 大問3 | CF・係数 |
| 大問4 | 住宅取得や教育資金 |
| 大問5 | 働き方に関する法令 |
| 大問6 | 社会保険 |
| 大問7 | 協会けんぽ |
| 大問8 | 公的年金 |
| 大問9 | 企業年金・退職金 |
| 大問10 | 中小法人の資金計画 |
| 大問11 | リタイアメントプランニング |
①倫理原則・関連業法等
難易度:中 配点:2-3点 優先度:普通 計算問題:0問
設問A:穴埋め問題 「CFP認定者の倫理原則」「CFP認定者の行動規範」「CFP認定基準規程」「FPの会員倫理規程」等から出題されます。聞かれる箇所は偏っているため、過去問を通してどこを聞かれるかを確認しておきたいところ。なるべく点数を取っておきたい。
設問B:定番なのは著作権法・金融サービス提供法・個人情報保護法・消費者契約法。この辺りは金融の分野でも出題されるため、併せて確認しておくとオススメ。最近話題の時事問題が出題されることもあり、直近だと、フリーランス法が出題されたことも。定番問題は聞かれることは固定化されているので、ここで得点できると楽になります。難しいのが来てもどうせみんな取れないのでそんなに気にしなくてOK。
1-2点
②情報収集
難易度:中~やや難 配点:2-3点 優先度:低め 計算問題:1問
グラフやデータを読み解く問題や、時事問題が出題されることも。簡単な問題や時事問題など様々なのでなるべく時間をかけないでおきましょう。難しい問題が来たら早々に諦めても可。
1-2点
③CF・係数
難易度:易 配点:2-3点 優先度:優先 計算問題:1問
こちらは時間はかかりますが、難しい問題は出ません。なるべく時間をかけずに得点源にしていきたい箇所になります。CFと係数は毎年出題されますので、解き方は絶対に確認しておきましょう。ここはできたら満点を取りたいところなので、他の問題で時間をかけないように日頃から意識しておきましょう。
2-3点
④住宅取得や教育資金
難易度:易 配点:5-6問 優先度:最優先 計算問題:2-3問
配点としては住宅3問・教育3問程度です。計算問題と文章問題が出題され、割と得点源にしやすいところになります。過去問で出てきた問題も出題されやすいです。高得点目指して頑張っていきましょう。
住宅:住宅ローンの問題が必ず出題され、多いと2問出題されます。ここは絶対に得点源にしていきましょう。また、文章問題ではフラット35や住宅ローンの適用要件など細かいところまで出題されるので、しっかり確認しておきましょう。なるべく満点、もしくは-1点くらいを目指したいところです。
教育:教育一般貸付、奨学金、貸金業法、リボ(計算問題)が頻出です。文章問題と計算問題共に出題されますが、こちらも難易度は高くないため、過去問でしっかり問題を解いておきましょう。まれに紛争解決委員会・児童扶養手当法(計算問題)からも出題されています。
4-5点
⑤働き方に関する法令
難易度:中~難 配点:8-9点 優先度:優先 計算問題:1-2問
計算問題、問題数ともに多く時間がかかります。また問題も幅広い傾向にあります。ただし配点が8点ほどとかなり高いため、なるべく点数を取りたいところ。話題の問題も出やすい。
雇用保険・育児休業・介護休業・労働基準法・最低賃金などから出題されています。時間がかかりますが、こちらは基本的な問題がよく出されるためなるべく点数を狙っていきたいところになります。たまに時事問題が抜かれますが、わからなければスルーしましょう。
労働者災害補償保険・高年齢雇用継続基本給付金・雇用保険の基本手当は計算問題も頻出です。計算自体は問題文に書かれてあったりと難しくないので、どういう風に計算をするか、しっかり確認しておきましょう。
5-6点
⑥社会保険
難易度:中~やや難 配点:5-6点 優先度:優先 計算問題:2-3問
文章問題と計算問題半々くらいで出題されます。社会保険も幅広い分野から出題されますが、計算問題は過去問から似た問題が出題されます。
特に介護保険料・介護保険の利用者負担割合などは計算問題で超頻出なので絶対に失点しないようにしましょう。介護保険制度の要件についても頻出なのでしっかり確認しておきたいとこと。適用事業所・厚生年金もたまに抜かれるので余裕があったら確認しておくと安心です。
3-4点
⑦協会けんぽ
難易度:中 配点:4-6点 優先度:優先 計算問題:3-4問
傷病手当金・医療費(自己負担は高額医療費)の計算は超頻出なので必ず確認しておきましょう。協会けんぽの要件も結構細かいところまで聞かれますが、こちらはなるべく得点にしたい箇所になります。
協会けんぽの被扶養者の要件・任意継続被保険は要件、また協会けんぽの資格喪失後はどうなるか。問われていることはそこまで難しくはありませんので、過去問をしっかりと確認しておきましょう。
4-5点
⑧公的年金
難易度:中 配点:6~8点 優先度:優先 計算問題:3問
老齢給付・遺族年金・障害年金から出題されます。計算問題も多く、時間がかかります。支給要件や数字はしっかり注意して計算しましょう。たまに超細かいところが正誤で問われますが、なるべく計算問題で点数を稼ぎたいところ。
年金を勉強しておく上で意識したいのは、基礎年金を厚生年金を分けて考えるということ。基礎年金はどういう時にもらえる?厚生年金は?という風に今聞かれているのはどっちか、というのを日頃から意識しておきましょう。また、加入区分も第一号・二号・三号の場合どうなるか、というのを比較するのもオススメ。
年金が苦手という方は、何が苦手なのか?というのをまずは探っておきましょう。受給要件なのか、計算なのか。計算の場合は基礎年金と厚生年金のどちらか。老齢年金はできるけど遺族年金はできないのか。ここをしっかりと明確にしておくと、勉強していて楽になると思います。
ここで5点程度取れるようにしておくと、他の分野でも楽になるのでなるべく高得点を取れるようにしておきたいところ。
5-6点
⑨企業年金・退職金
難易度:易 配点:4-5点 優先度:最優先 計算問題:1-2問
最後のほうにありますが、実は得点源スポット。時間が足りなくて解けない!なんてことがないように絶対にしましょう。ここはめちゃくちゃ得点源です。出題もかなり限られているところで捻りの問題もないのでぜひ満点を狙っていきたいところ。
計算問題は、退職金、国民年金基金と小規模企業共済制度とパターン化されている。1問2分くらいで解けるようにしておきたいところ。
正誤問題は、確定給付企業年金・確定拠出年金(企業型と個人型両方出題)、国民年金基金正誤、小規模企業共済制度。過去問で問われたところは絶対に落とさないように。
満点
⑩中小法人の資金計画
難易度:中~難 配点:1-2点 優先度:普通 計算問題:4-5問
計算問題だとキャッシュフロー表・資金繰りなどが出題されます。この2つが出たら得点したいですが、それ以外だとあんまり時間をかけても無駄なのでほどほどにしましょう。
信用保証制度・理論株価はたまに出題され、難しくないので何度か解いておいて失点しないようにしたいところ
1点
⑪リタイアメントプランニング
難易度:易~やや中 配点:3-4点 優先度:優先 計算問題:2-3問
任意後見制度および成年後見制度、遺言・サ高住・介護施設・不動産担保型生活資金貸付制度などが頻出です。出題範囲も狭いので、過去問を繰り返し学習していたら点数は取れるはず。-1点くらいにおさめられると楽。たまに時事問題が来ることも。
2-3点
まとめ

今回はCFPのライフについての勉強方法を解説しました。
結構苦手意識がある方が多いですが、よく問われるところをしっかりと失点しないように気を付けていたら合格することはできます。時間が足りないので、そこは普段から気を付けておきましょう









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