FP3級講義、第二回ライフプラン策定上の資金計画を始めます。
第二回はこちら☞ライフプランニングの手法
【FP3級】第3回ライフプラン策定上の資金計画【ライフプランニングと資金計画】

つまづく人が多いところなので
気合をいれよう
この記事はこんな人におすすめ




今回は第3回のライフプラン策定上の資金計画。
奨学金・住宅ローンは絶対に得点源にしよう
ライフイベントと3大必要資金

前回やった復習だよ
- 教育資金
- 住宅取得資金
- 老後資金
教育資金

- こども保険(学資保険)
- 教育ローン(教育一般貸付)
- 奨学金制度
こども保険(学資保険)
こども保険(学資保険) | |
貯蓄機能がある | 保険料を支払えば満期時に満期保険金を受け取れたり、入学時や進学時に祝い金を受け取れる |
保証機能がある | 親が死亡した場合、以後の保険料の支払いが免除される。以後保険料を支払わなくても満期保険金や祝い金が受け取れる。親の死亡後、保障期間終了時まで年金が支払われるタイプもある。 |
教育ローン(教育一般貸付)
教育一般貸付 | |
融資限度額 | 学生1人につき最高350万(一定の場合は450万円) |
金利 | 固定金利 |
返済期間 | 最長18年 |
融資元 | 日本政策金融公庫 |
奨学金制度

教育資金だとここが一番でるよ!
気合をいれていこうね

基本的に貸与型から出題されます。
給付型は軽く目を通すくらいで大丈夫です。
奨学金制度(貸与型) | |
一種 | 二種 |
無利息 | 有利息(在学中は無利息) |
秀な人のみ・基準高い | 基準緩い |

一種と二種の入替は超頻出
住宅取得資金
財形住宅貯蓄
財形住宅貯蓄 | |
財形住宅貯蓄 | 財形貯蓄制度を導入している企業の従業員が給料から天引きをして、住宅の取得や増改築を目的とした貯蓄を行うこと |
特徴 | ・一定の要件を満たせば元利合計550万円に達するまで非課税で貯蓄可 ・利用できるのは年齢が55歳未満 ・一定の要件を満たせば住宅の増改築などの場合でも払出可 |
住宅ローン金利の種類
①固定金利型②変動金利型③固定期間金利選択型

※固定期間金利選択型は最初は固定金利だが、この期間が長いほど金利は高くなる

そして次が今回の分野で一番出るところ
メリハリをつけて学習してね
住宅ローンの返済方法には2種類ある
- 元利均等返済
- 元金均等返済

元利均等返済
毎月の返済額が一定(元利と金利の和が均等)
当初は利息の部分が大きく、一定期間経過すると元金の部分が増える

毎月10万円ずつ返済していく

本当に最初は利息しか返してないねぇ…

こっちで返済する人のほうが多いよ
元金均等返済
毎月の返済額のうち元金部分が一定となる
返済が進むとローンの残高が減る→利息も減る(利息は元金に応じて決まる)

最初は18万円、何年か後は13年と減っていく

名前から図をかけるようにしよう
最初は時間をかけていいから丁寧に
総返済額
総返済額は元利均等返済のほうが大きくなる


じゃあ元金で返せばいいのに!
なんでみんな元利で返すの?

元利均等のが総返済で見ると安いけど最初は大きい額返すの大変だからね…
サラリーマンで住宅ローン借りる人は元利均等が多いよ。
ちなみにyuiパパも元利均等で利息の悲鳴をあげながら返していたよ。
フラット35
フラット35 | |
金利 | 固定金利(融資実行時の金利を適用)利率は取り扱い金融機関によって異なる |
融資金額 | 最高8000万円 購入価格の100% (ただし融資割合が90%超のときは高い金利が適用される) |
返済期間 | 最長35年(完済時の年齢は80歳以下である必要がある) |
融資条件 | ・本人が住むための住宅 ・申込日現在70歳未満である |
その他 | ・保証人や保証料、繰り上げ返済の手数料不要 ・繰り上げ返済は 窓口100万以上 ネットの場合10万以上 ・親の住宅ローンを子供や孫は引き継ぐことも可能(親子リレー) →子供などが条件を満たしていれば申込日が70歳未満でも可能 |

フラット35は試験では超頻出★★
赤文字は絶対におさえよう
財形住宅融資
財形住宅融資 | |
金利 | 5年 固定金利 |
融資金額 | 財形貯蓄残高の10倍以内(最高4000万円) 購入価格の90%以内 |
融資条件 | 1年以上継続して積立していて貯蓄残高が50万以上ある |

正直ほぼ出ない…
積極的にあきらめよう!
繰り上げ返済


ちょっと余裕が出てきたから早めに住宅ローン返そうかな
退職金をもらったり、資金面に余裕ができた場合、
住宅ローンを早く返済することができます。
これを繰り上げ返済と言います。
通常の返済以外に元金の一部や全部を返済すること
①返済期間短縮型②返済額軽減型
この2種類を覚えましょう

ここは簡単!だけど試験で出されるから点を狙いにいこう

返済期間短縮型がお得!
団体信用生命保険(団信)
住宅ローン返済中に債務者が死亡した場合、保険会社がその時点の住宅ローン残高を保険金として金融機関に支払うという契約の保険。
住宅ローンに団体信用生命保険を付した場合、住宅ローン債務者が死亡したあとは、遺族は残りの住宅ローンを支払う必要がなくなる。
老後資金プランニング
退職後や老後の生活設計のこと
退職金、年金、貯蓄などを考えて準備する
将来の支出と収入を見積不足するなら考える必要がある

3級ならほぼ問題はでないので住宅に力をいれよう
演習問題
問1 選択問題
日本政策金融公庫の「教育一般貸付(国の教育ローン)」の融資金利は(①)であり、返済期間は(②)以内となっている。
(1)①固定金利 ②18年
(2)①固定金利 ②20年
(3)①変動金利 ②18年
問2 〇×問題
日本学生支援機構の奨学金(貸与型)のうち、第一種奨学金は利子が付かない。
問3.選択問題
住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、返済期間の経過とともに毎月の元金部分の返済額が(①)返済方法であり、総返済金額は、他の条件が同一である場合、通常、元金均等返済よりも(②)。
(1)①減少する ②多い
(2)①増加する ②多い
(3)①増加する ②少ない
問3.選択問題
住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、返済期間の経過とともに毎月の元金部分の返済額が(①)返済方法であり、総返済金額は、他の条件が同一である場合、通常、元金均等返済よりも(②)。
(1)①減少する ②多い
(2)①増加する ②多い
(3)①増加する ②少ない
問3.選択問題
住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、返済期間の経過とともに毎月の元金部分の返済額が(①)返済方法であり、総返済金額は、他の条件が同一である場合、通常、元金均等返済よりも(②)。
(1)①減少する ②多い
(2)①増加する ②多い
(3)①増加する ②少ない
問4.選択問題
長期固定金利住宅ローンのフラット35(買取型)の借入金利は、( )時点の金利が適用される。
(1)借入申込
(2)融資実行
(3)居住開始
問5.選択問題
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した住宅ローンであるフラット35(買取型)の融資額は、土地取得費を含めた住宅建設費用または住宅購入価額以内で、最高(①)であり、融資金利は(②)である。
(1)①8,000万円 ②固定金利
(2)①1億円 ②固定金利
(3)①1億円 ②変動金利
問6.〇×問題
住宅ローンの一部繰上げ返済には,返済期間短縮型と返済額軽減型の方法があるが一般に返済期間短縮型よりも返済額軽減型のほうが利息の軽減効果が大きい。
問6.選択問題
住宅ローンの繰上げ返済に関する次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
(1)「繰上げ返済は、通常の返済とは別に、現在返済しているローンの利息部分を返済するものです。」
(2)「繰上げ返済は、教育費や老後資金の準備など、他の資金使途とのやりくりを十分考慮したうえで、早期に行うほど、利息軽減効果は高くなります。」
(3)「毎月の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法を『期間短縮型』といいます。」
まとめ
範囲が広いのでメリハリをつけた学習をしましょう。
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